仙台で行われている
ハーグ療法について解説します

ハーグ療法の発毛率

ハーグ療法により、必ず毛髪は再生しますかと心配される方がいらっしゃいます。これまでのハーグ療法例では、全く変化がないという例はありません。個人差はあるものの、産毛から始まって細い毛に、さらに太い毛へと成長することが確認されています。しかし完全に毛髪が失われて皮膚が固くなり、毛穴が喪失されてしまっているような場合には、ハーグ療法を行っても、毛母細胞が再生しないことがあります。毛髪が全く抜け落ちて、頭皮が硬くなっている場合には注意が必要です。ハーグ療法ですが、早期治療が有効であることが分かっています。早期に治療を開始することが勧められます。

ハーグ療法の回数

何回ぐらい注射すると発毛が確認されるのか疑問に思っている方がいらっしゃいます。個人差は有りますが、一般的に、3回目から4回目の治療付近で「生えたかも!」と実感することが多いようです。月に1回の治療ペースで注入を行いますので、3ヶ月目から4ヶ月目くらい経過してからということになります。円形脱毛症の場合は、1回の治療で症状が改善したケースもあります。

他の薬物用法との併用

現在プロペシアを服用中の方から、ハーグ療法は受けられますかというご質問をいただいています。ハーグ療法で薄毛を改善する仕組みと、プロペシアで薄毛を改善する仕組みは別のものなので、同時に使用することが可能です。近年では、男性型脱毛症の場合、むしろ併用することによって相乗的な効果が期待できることが明らかになり、同時の服用をお勧めしています。

円形脱毛症に対する効果

ハーグ療法は毛髪のサイクルを正常化する治療法なので、男性型脱毛にかぎらず円形脱毛症でも女性の薄毛でも効果が期待できます。円形脱毛症の場合は比較的短期間で改善されることが多いようです。

自毛植毛後のハーグ療法

自毛植毛をした周囲が抜けてきたのですが、ハーグ療法で改善できますか、という質問をいただくことがあります。植毛をした部分の髪の毛は成育しますが、周囲の髪の毛が抜け落ちて不自然になったので、ハーグ療法を検討される方が多いようです。自毛植毛をしたあとに抜けてしまった場合にも、ハーグ療法によって改善が認められています。ハーグ療法には毛母細胞を活性化させて頭皮を若い状態に戻す働きがあるので、植毛した部位の頭皮の発毛・育毛にも高い効果が期待できます。

ハーグ療法の安全性

ハーグ療法に使う成長因子が安全なのか心配される方がいらっしゃいます。ハーグ療法に使う成長因子などの成分は、海外(アメリカ、ヨーロッパ、アジア)では既に安全性が確認されています。その後、日本でも国内で臨床テストが行われて、安全性について実証されました。日本医療毛髪再生研究会認定のハーグ療法クリニックでは、これらの安全性が確認された成分のみを使用しています。またアレルギー起因物質についても、ハーグカクテルには含まれていないことが確認されています。

ハーグ療法と頭皮ケア

治療した日にシャンプーできるかどうかを心配される方がいらっしゃいます。基本的には治療当日のシャンプーは避けた方が安心です。カラーリングやパーマなど頭皮に刺激のある薬剤の使用は、ハーグ療法の施術後1週間くらいは避けた方が無難です。ドライヤーや整髪料は、翌日から使用することが可能です。

白髪に対する効果

白髪で悩んでいる方から、ハーグ療法で白髪は黒くなりますか、というご質問をいただいています。ハーグ療法は発毛治療でありますが、発毛に伴い白髪が改善する例を多く認めています。ハーグ療法に用いるハーグカクテルには成長因子を多く含んでいるため、白髪が黒くなると考えられています。しかし白髪の改善に関しては、効果が保証は出来ませんので、白髪の改善を目的としたハーグ療法は行っておりませんが、薄毛治療に伴う副産物として考えていただいています。

ハーグ療法のリスクやデメリット
ハーグHARG療法後、整髪剤のムースやスプレーは少なめに使っていただくことになります。
ハーグHARG療法後、ブラシやコームで治療部位を引っかかないように注意下さい。